民泊施設を運営する上で、清潔さは売上に直結する重要項目です。
民泊清掃代行業者を利用する手もありますが、できるだけ自社で行うことでコスト削減につなげたいと考える経営者の方も少なくないでしょう。
そのためには、効率的な民泊清掃マニュアルを確立する必要があります。
この記事では、民泊清掃マニュアルを確立するヒントとして、民泊清掃を行う上で押さえておきたい4つのポイントについてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
民泊清掃をする上で押さえておきたい4つのポイント
自社で民泊清掃を行うにあたって、一体どんなことを押さえておけばいいのでしょうか。民泊清掃は、清掃項目はもちろん、清掃手順が違うだけでかかる時間と労力に大きな差が出るほどシビアな作業です。
ここでは、民泊清掃をする上で押さえておきたいポイントを4点ご紹介します。
1. 民泊清掃の基本的な清掃項目を押さえましょう!
まずは、民泊清掃の基本的な清掃項目を把握し、宿泊者が快適に過ごせる環境づくりを行えるようにしましょう。
民泊清掃での基本的な清掃項目は大きくまとめると、以下のようになります。
- ゴミ収集
→部屋に設置してあるゴミ箱のゴミを集める
- ほこり取り
→エアコン・壁・備品についたほこりを叩き、床に落とす
- 拭き上げ
→キッチン・風呂場・洗面所・洗濯機などの水滴や水垢が残らないように拭き取る
- 水回りの清掃
→キッチン・風呂場・洗面所・トイレなどの汚れや水垢・ぬめりを取る
- ベッドメイク
→シーツの交換、細かなほこりや髪の毛が残っていないか入念にチェック
- 掃除機がけ
→床・ベッド裏・ベッド下・廊下などのゴミやほこりを掃除機で吸い取る
- 消耗品の補充
→洗剤・シャンプー類・トイレットペーパーなどの補充、ストックが少ない消耗品の買い出しメモを取っておく
8. 写真の撮影
→清掃完了後に室内全体及び設置備品の写真を撮影しておく
民泊の規模や設備によっては、清掃項目に変更が出る場合がありますが、一般的な1Kのお部屋でしたら上記が基本的な清掃項目となります。
特に写真の撮影に関しては清掃時に、都度写真を撮影しておくことで万が一、備品の破損物があった場合にいつ宿泊したゲストが破損させたのかを特定する事が可能です。より多くの箇所を撮影しておく事が好ましいでしょう。
2. 清掃手順が時間と手間の削減につながります!
民泊清掃は、手順に注意することで時間と手間を最小限に抑えることが可能です。
二度手間三度手間となり、余分な労働が発生してしまうと、時間もかかりコストにも直結してしまいます。
例えば、水回り清掃を行う場合、キッチンの拭き上げは最後に行うのがおすすめです。
キッチンの清掃を先に行なってしまうと、トイレ・洗濯機・洗面所・お風呂場など、他の水回りの清掃で水を使う必要があり、再度キッチンの拭き上げを行う手間が発生してしまうからです。
このように、二度手間三度手間にならないような清掃手順を確立させていくことで、時間と手間を最小限に抑えられ、コストの削減にもつながります。
3. ゲストにも清掃に協力してもらえる環境を整えましょう!
ゲストへの清掃の協力を仰ぐことも、民泊施設の清潔さを保つために必要です。
ゲストが連泊する場合には、一日ごとに清掃やベッドメイキングに入ることは現実的ではないでしょう。
ホストが清掃を行えない場合は、ゲストへの清掃の協力を仰ぐことが大切です。
例えば、ほうき・掃除機・コロコロ・食器用洗剤・ゴミ袋・ゴミ箱など、一般家庭でも日常的に使う清掃用具・洗剤類を分かりやすい場所へ置いておくと、ゲストが清掃に協力してくれる可能性が高まります。
充実した設備を予め整えておく事で長期滞在の宿泊にも繋がります。
4. 保証金制度の利用で、備品破損などによる損害に対処!
民泊施設にゲストを泊める場合、備品を壊されたり、鍵を紛失されたりするなど、さまざまなトラブルが予想されます。
特にペット可能物件の場合は汚損や破損が多い為、清掃時はより一層注意が必要となります。
そのような場合の備えとして、ホストに対する損害保証制度の利用がおすすめです。
民泊のホストと宿泊希望のゲストをつなぐOTAサイトAirbnbなら、ゲストによって施設や所有物を破損させられた場合に、最大約1億円の保証を受けられる制度があります。
ゲストのチェックアウト後14日以内に申請する必要があるので、清掃時に発見したらできる限り早く請求を行うようにしましょう。保証対象は幅広く対応してもらえるケースが多い為、保証対象内か不明な場合でもひとまず申請しておく事をおススメします。
少しでも安心して民泊施設を提供できるように、Airbnbのような保証制度が充実したサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】効率的な民泊清掃マニュアルを確立していきましょう!
民泊施設を運営する中で、大きな手間とコストを要する民泊清掃。清掃手順によっては、清掃時間に数十分・1時間ほどの違いが出る場合もあります。
コストを最小限に抑えて、清潔さの面で高評価を獲得できる民泊施設を運営するためには、効率的な民泊清掃マニュアルの確率が大切です。
この記事では、自社で民泊清掃を行う上で押さえておきたいポイントを4点ご紹介しましたので、ぜひ参考にしていただき、効率的な民泊清掃マニュアルの確立へつなげていただけたら幸いです。