民泊清掃チェックリスト|チェックアウト後にプロが確認する50項目を公開

民泊清掃チェックリスト|チェックアウト後にプロが確認する50項目を公開

民泊清掃で品質のばらつきが出る原因のほとんどは、「チェックリストがない」か「あっても使われていない」ことにあります。清掃スタッフが経験や記憶だけを頼りに作業すると、毎回微妙に仕上がりが違い、ゲストのレビューに一貫性がなくなります。

この記事では、箱根・熱海・小田原・伊東エリアで民泊清掃を手がけるインビックスが現場で使うチェックリストをベースに、チェックアウト後に確認すべき50項目を公開します。清掃スタッフへの共有、業者委託時の品質基準の確認、オーナー自身のセルフチェックにそのままご活用ください。

清掃業務全体の外注をご検討のオーナー様は、箱根の民泊清掃熱海の民泊清掃小田原の民泊清掃伊東の民泊清掃各エリアのサービスページも合わせてご覧ください。

チェックリストを使う前に|清掃の基本ルール3つ

チェックリストを有効に機能させるために、清掃開始前に以下の3つのルールを全スタッフで共有してください。

①入室直後に換気・においチェックを行う。鼻が慣れる前に全体のにおいを確認します。生活臭・カビ臭・温泉特有の匂いが残っていないかを最初に確認することで、清掃完了時の消臭対策が漏れません。

②清掃は「上から下・奥から手前」の順で進める。この順序を守ることで、すでに清掃した場所にほこりや汚れが再び落ちることを防ぎます。

③清掃前・清掃後に写真を撮影する。備品の破損・紛失の証拠記録になるとともに、オーナーへのリモート報告に使えます。特に高額備品・水回り・ベッドは毎回撮影することを推奨します。

民泊清掃チェックリスト50項目

以下のチェックリストをそのままスタッフに共有するか、物件の設備に合わせて追加・削除してご使用ください。

【エントランス・玄関】5項目

  1. 玄関床・たたきの掃き掃除・拭き掃除が完了している
  2. ドアノブ・インターホン・郵便受けが拭き取られている
  3. 傘立て・スリッパが整頓されている
  4. 鍵・キーボックスの動作確認が完了している
  5. 玄関灯・センサーライトが正常に動作している

【リビング・ダイニング】9項目

  1. 床の掃除機がけが完了している(ソファ下・テーブル下含む)
  2. 床の拭き掃除が完了している(奥から玄関方向へ)
  3. テーブル・椅子の天面・側面・脚が拭き取られている
  4. ソファ・クッションの表面が拭き取られ、クッションが整頓されている
  5. テレビ画面・リモコン・電気スイッチが拭き取られている
  6. エアコンのフィルター汚れ確認・リモコン動作確認が完了している
  7. カーテン・ブラインドのほこりが払われ、開閉が正常である
  8. 棚・収納の上面・扉のほこりが拭き取られている
  9. ゴミ箱が空になり、新しいゴミ袋がセットされている

【寝室・ベッドルーム】8項目

  1. シーツ・枕カバー・掛け布団カバーがすべて交換されている
  2. ベッドメイキングが完了し、しわ・たるみがない
  3. マットレス・枕に除菌スプレーが使用されている
  4. ベッド下・ベッドフレーム周辺の髪の毛・ほこりが除去されている
  5. ナイトテーブル・照明・コンセント周辺が拭き取られている
  6. クローゼット・収納内にゲストの忘れ物がないか確認している
  7. ハンガーが所定の本数・向きで収納されている
  8. 全照明・コンセントの動作確認が完了している

【浴室・バスルーム】9項目

  1. 浴槽が洗浄・すすぎ・拭き上げまで完了している(手で触れて滑りがない)
  2. シャワーヘッド・蛇口・水栓が拭き上げられ水垢がない
  3. 鏡が拭き上げられ曇り・水垢がない
  4. 壁・床タイルが洗浄され、カビ・石鹸カスがない
  5. 排水口のヘアキャッチャーが清掃され、ぬめりがない
  6. ゴムパッキン・目地にカビがないか確認している
  7. シャンプー・コンディショナー・ボディソープが補充されている
  8. バスタオル・フェイスタオルが新しいものに交換されている
  9. バスマットが新しいものに交換されている

※箱根・熱海・伊東の温泉地物件で追い炊き(循環式)浴槽がある場合は、宿泊者が入れ替わるごとに湯の入れ替えと浴槽清掃が衛生管理上必要です。チェックリストに必ず追加してください。

【洗面台・洗面所】5項目

  1. 洗面ボウル・蛇口が洗浄・拭き上げられている
  2. 鏡が拭き上げられている(水垢・歯磨き粉の飛び散りがない)
  3. 歯ブラシコップ・石鹸置き場が拭き取られている
  4. 洗面台下収納にゲストの忘れ物がないか確認している
  5. ハンドソープが補充されている

【トイレ】5項目

  1. 便器の内側・縁の裏側が洗浄されている
  2. 便座の表・裏、タンク・ウォシュレット操作部が拭き取られている
  3. 壁・床(特に便器周辺の飛び散り)が拭き取られている
  4. トイレットペーパーが新しいものに交換または補充され、三角折りになっている
  5. においが残っていないか最終確認している

【キッチン】8項目

  1. 食器・調理器具がすべて洗浄・拭き取りされ所定の場所に収納されている
  2. コンロ・五徳の油汚れが除去されている
  3. 換気扇カバーが拭き取られている
  4. 電子レンジの庫内・外面が拭き取られている
  5. 冷蔵庫内の残置物が除去され、内部が拭き取られている
  6. シンク・排水口が洗浄・拭き上げられている
  7. キッチン台・調理スペースが拭き取られている
  8. ゴミ袋が新しいものにセットされ、分別ガイドが所定の位置にある

【最終確認・退出前】1項目

  1. 全室の清掃完了写真を撮影し、オーナーへの報告が完了している
INBICSの現場から

インビックスでは、このチェックリストをベースに各物件専用のマニュアルを作成し、全スタッフが統一した手順で清掃を行っています。清掃完了時の写真報告も全物件で標準化しており、遠方のオーナー様もリモートで仕上がりを確認できます。

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チェックリストを定着させる3つのポイント

①物件ごとにカスタマイズする

上記の50項目はあくまでベースです。温泉設備がある・庭がある・洗濯機が室内にあるなど、物件ごとに異なる設備は必ずリストに追加してください。箱根・熱海の温泉地物件であれば、浴槽の換水確認・温泉成分による汚れの確認項目を追加することを推奨します。

②紙またはスマートフォンで毎回チェックする

清掃完了後に記憶で「全部やった」と判断するのではなく、必ずリストを見ながら1項目ずつ確認します。スタッフが複数いる場合は担当エリアを分担し、それぞれがチェックすることでダブルチェック体制になります。

③清掃後の写真報告をセットにする

チェックリストの提出と同時に、浴室・ベッド・キッチンなど主要エリアの写真をオーナーに送る運用にすることで、オーナーが遠隔で品質を確認できます。インビックスでは全物件でこの写真報告を標準化しています。

温泉地(箱根・熱海・伊東)で追加すべき項目

箱根・熱海・伊東エリアの物件では、上記50項目に加えて以下の確認を標準手順に組み込んでください。

温泉設備の確認

循環式浴槽(追い炊き機能)がある場合は換水・清掃の実施。露天風呂・足湯がある場合はその清掃と水替え。温泉成分(塩化物・鉄分・ミネラル)による蛇口・シャワーヘッドの変色確認。

カビ対策

浴室のゴムパッキン・目地のカビ確認(発見時はオーナーへ即報告)。押し入れ・クローゼット内の結露・カビ確認。

リネンの状態確認

タオルの変色(温泉成分による黄変・茶変)確認と交換の要否判断。リネンレンタルサービスをご利用いただくことで、常に清潔なリネンを安定して供給できます。

温泉地特有の清掃対応については熱海の民泊清掃ページと伊東の民泊清掃ページでも詳しく解説しています。

チェックリストを業者委託時の品質基準として使う

清掃を業者に依頼する場合、このチェックリストを業者に事前に渡して「この50項目を確認した上で完了報告をお願いします」と伝えることで、清掃品質の基準を明確にできます。

業者選びの段階でチェックリストを見せ、「対応できますか?」と確認することで、業者の実力や対応範囲の把握にもなります。チェックリストに基づいた清掃が当たり前にできる業者かどうかは、民泊清掃業者選びの重要な判断基準のひとつです。

まとめ

民泊清掃の品質を安定させる最も確実な方法は、チェックリストの導入と継続運用です。今回公開した50項目は玄関・リビング・寝室・浴室・洗面・トイレ・キッチン・最終確認を網羅しており、物件の設備(温泉・露天風呂・庭など)に合わせてカスタマイズして活用してください。清掃後の写真報告とセットにすることでオーナーのリモート管理が可能になり、業者委託時にもこのリストを基準として共有することで品質のばらつきを防げます。

よくある質問

民泊清掃のチェックリストには何項目必要ですか?

基本となるチェックリストは50項目です。エントランス・玄関5項目、リビング・ダイニング9項目、寝室8項目、浴室9項目、洗面台5項目、トイレ5項目、キッチン8項目、最終確認1項目で構成されます。物件の設備(温泉・露天風呂・庭など)に合わせて追加・削除してカスタマイズしてください。

清掃チェックリストを使っても品質にばらつきが出るのはなぜですか?

チェックリストが「あっても使われていない」ことが原因です。清掃完了後に記憶で「全部やった」と判断するのではなく、必ずリストを見ながら1項目ずつ確認する運用を徹底してください。スタッフが複数いる場合は担当エリアを分担し、ダブルチェック体制にすることも効果的です。

温泉地の民泊ではチェックリストに何を追加すべきですか?

箱根・熱海・伊東エリアでは、循環式浴槽の換水・清掃の実施確認、温泉成分による蛇口・シャワーヘッドの変色確認、浴室のゴムパッキン・押し入れ・クローゼット内のカビ確認、タオルの温泉成分による黄変・茶変の確認を追加すべきです。

清掃チェックリストを業者選びに活用する方法はありますか?

チェックリストを業者に事前に渡し、「この50項目を確認した上で完了報告をお願いします」と伝えることで品質基準を明確にできます。業者選びの段階でリストを見せて「対応できますか?」と確認すれば、業者の実力や対応範囲の把握にもなります。

参考文献

  1. 高評価獲得!民泊清掃のポイント|プロが教える清掃テクニック&チェックリスト(9STAY)
  2. 民泊清掃のマニュアル|掃除箇所のチェックリストと掃除手順(くらしのマーケット)
  3. ゲストが気にするポイントって?民泊清掃の15ステップ(株式会社舜日リゾート)

この記事は、箱根・熱海・小田原エリアで年間5,000件以上の民泊清掃を実施する経験に基づいて作成されています。個別物件により最適解は異なる場合があります。必要に応じて専門家へご相談ください。

この記事の監修者

株式会社インビックス 黒須大

黒須 大株式会社インビックス 代表取締役

高級旅館および複数の宿泊施設での現場経験を基盤に、宿泊運営の構造を実務レベルで理解。

その後、ハウスクリーニング事業を立ち上げ、サービス設計・品質管理・オペレーション構築を主導してきました。

現在は宿泊施設専門の民泊関連サービスに注力し、単なる清掃支援にとどまらず、事業設計・運営改善・体制構築までを包括的にサポート。現場と経営の両視点から、持続可能な宿泊事業の成長を支援しています。

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