民泊事業を始めるに当たり、難関の一つでもある民泊清掃ですが、当記事は宿泊者が後を絶たないキレイな民泊を目指すための民泊清掃のコツをご紹介します。
清掃業者に頼むとなると経費がかかってくるため、軌道に乗るまでは自ら清掃をしたいと考える事業者も多いようです。
清潔さは民泊の印象を左右し宿泊予約に直結する大切な要素です。
そもそも民泊清掃は自分でできるの?
小さい部屋を2、3部屋運用する場合、業者に頼まず自分で清掃することも可能です。
自分で清掃することで、下記のようなメリットがあります。
• 経費削減が可能となり宿泊費を値下げできる
• 連泊する客の場合、好みがわかりサービスの質を上げられる
• ゆくゆく業者に頼む際に重要なポイントがわかる
低価格で呼び込みをしたい事業開始直後にぴったりです。また、連泊する客の好みを知ることで、きめ細やかなサービスが可能となり満足度が上がるでしょう。さらに、1度自分で民泊清掃を経験しておくことで、業者に依頼する際に必要のないサービスまで契約することがなくなります。賢く依頼できるというわけです。
民泊清掃を自分でするコツは?
ここからは、実際に民泊清掃を自分でするコツをご紹介します!
ベッドメイクはシワ・髪の毛に要注意
ピシッと美しいベッドはそれだけで良い印象を与えます。逆に、まくらやシーツに髪の毛1本でも付いていると不快に感じてしまいます。細心の注意を払いましょう。
• シーツや掛け布団、枕にシミ・シワがないか
• 枕の置く位置は良いか
• 照明器具などに埃はないか
シーツや掛け布団カバーは四隅をひっぱりシワを伸ばしながら、また、枕カバーは角を立てるようにセットしてください。乾燥する季節は、クリニーニング後であっても静電気で髪の毛が付いている可能性があります。最後にコロコロをすると安心です。
水回りを清潔にすると印象アップ!
水回りも民泊清掃にとって大切なポイントです。水垢がなくピカピカと輝く洗面所や風呂場、トイレなどは清潔感が溢れ気持ち良いです。
• 水垢がなくピカピカしているか
• 鏡に拭き跡や指紋はないか
• シャンプーなどの向きは揃っているか
• タオルは和が手前にきているか
• 消耗品は補充されているか
水垢除去にはマイクロファイバーの雑巾がおすすめです。100円ショップで購入できるので用意しておきましょう。また、シャンプーの向きやタオルの置き方・掛け方など、基本的なことができていると印象アップに繋がります。
髪の毛・埃を完全除去してピカピカな床に
床清掃については、言うまでもなく埃や髪の毛は残らないようにしてください。遠くからではわかりませんが、実際部屋に入ると髪の毛1本でも目に入るものです。埃取りでテレビ台など上部の埃を落としてから掃除機をかけ、仕上げにフローリングワイパーで磨き上げます。
• 埃や髪の毛は落ちていないか
• 四隅もキレイになっているか
べたつきなどがあるのは最悪です。しっかりとチェックしましょう。
玄関はニオイに注意!スッキリした玄関で出迎えよう!
玄関で気になるのはニオイです。玄関は第一印象を左右します。ニオイがなく爽やかな印象を与えるよう清掃しておきましょう。
ほうきで掃き、デッキブラシで磨き、最後にぞうきんで水分を拭き取ります。靴箱のニオイは、消臭剤や重曹を使うことで対策できます。
• 汚れはないか
• ニオイが気にならないか
• 爽やかな印象を与えるか
床の汚れをサッと手軽に取りたい時はメラニンスポンジやアルカリ電解水を使うのがおすすめです。
民泊清掃の具体的な手順は?
清掃の仕方がわかったところで、実際に自ら清掃する際にどのような流れになるのか見てみましょう!
1. 忘れ物チェック
2. ゴミ集め
3. リネン集め
4. ベットメイキング
5. バスルーム清掃
6. 洗面所清掃
7. トイレ清掃
8. 床掃除
9. 階段・廊下清掃
10. 玄関清掃
11. 消耗品補充
部屋や建物の大きさにもよりますが、慣れてきても最低1時間程度はかかるでしょう。次のゲストを入れるまでに、余裕を持って時間を取っておくと
民泊清掃は代行業者に頼むのも1つの手
民泊清掃はなかなか重労働で、自ら清掃するには手間と時間・労力がかかります。部屋の稼働率が上がると厳しくなってくる可能性もあります。
そんな場合は、代行業者に頼むことも視野に入れてみてはいかがでしょうか?経費はかかりますが、プロの手を借りると仕上がりに差が出るだけでなく、効率が良くなり、自分で清掃していた時間を他の業務に充てられます。
まとめ
今回は、民泊清掃のポイントをご紹介しました。せっかく素敵な部屋を用意しても、清掃が行き届いておらず評価を下げてしまうのは勿体ないです。反対に、部屋自体は古くても、キレイに磨き上げられて清潔感のある部屋は印象が良く、「また泊まりたい」と思ってもらえるよう日頃から綺麗な空間を維持していきましょう。